猫背は姿勢が悪いということに連動します。
首、背中、腰あなたの猫背の原因はどこからでしょうか？
姿勢のとり方が大切なことはわかっていますが、今まで教わってきた姿勢のとり方では忍耐力やよほどの努力がない限り、長時間は続きません。
姿勢の悪さは、見た目の問題だけにとどまらず、背骨の歪みが筋肉を傷つけたり、肺や心臓を圧迫して呼吸を阻害したり、頭の血中酸素濃度にも関係することは前回ご紹介しました。

猫背には３タイプあり、背骨の椎骨のどこが曲がっているかで「首詰まりタイプ（頸椎曲がり）」「胃詰まりタイプ（胸椎曲がり）」「腰詰まりタイプ（腰椎曲がり）」と大まかに分かれます。

A首詰まりタイプの人は
・スマホを頻繁に使う
・朝起きた時に首が痛い
・頭痛がする
・首が前に出て二重アゴになって顔が大きくなっている
・首を曲げてあいさつを何度もするクセがある
○なりやすい不調には、首コリ、肩コリ、頭痛、メニエール、心臓や肺、免疫力低下、呼吸器の不全など
B胃詰まりタイプ
・背中が丸く背骨の中央が高い
・足音が大きく太ももが太い
・歩くことや運動が好きではない
・お腹や腕、腰、背中にお肉がついて背骨が埋もれている
○なりやすい不調には、慢性的な胃痛、胃下垂、胸焼け、胃・肝臓・腎疾患
C腰詰まりタイプの人は
・背中が反りすぎて出っ尻になりやすい
・腰まわり、お腹に脂肪や筋肉が発達している
・脚のふくらはぎが太い
○なりやすい不調には、腰痛、椎間板ヘルニア、ぎっくり腰、便秘、脊柱狭窄症、大腸小腸疾患、子宮の病気、冷え症など

３タイプの猫背の共通点は「筋肉」や「柔軟性」が少なく、脚が歪み背筋と腹筋のバランスも悪いので、骨や関節の可動域がせまくカラダが固まり背骨が歪み、猫背の原因になっています。

最近は特に、長時間のスマホやパソコン使いによる上半身の姿勢が気になります。
前首、前肩、いかり肩（巻き肩）をチェックしながら、猫背を侮らず、生活習慣を見直しながらストレッチや関節ほぐしの時間を作って早めにケアしてみて下さい。

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