骨折と骨粗鬆症
老若男女に関係なく骨の重要性は言うまでもありません。
食事と日光浴と運動で骨を強くしましょう!
食事と日光浴と運動で骨を強くしましょう!
年をとってから骨量を増やすのは困難ですが、骨量の減るスピードを遅くすることは可能です。
○カルシウムを十分にとる
成人のカルシウムの摂取量は1日650〜800mgが推奨量。牛乳コップ1杯には220mgの弱カルシウムが含まれています。乳製品が苦手なら緑黄色野菜、納豆や豆腐、小魚、海藻などをとりましょう。
○適度に日光にあたる
日光を浴びると体内のビタミンDが増えて、カルシウムの吸収が高まります。
○ビタミンDをとる
カルシウムの体内への吸収を助けるのがビタミンD。ビタミンDが多く含まれているのはいわし、さけ、さんま、うなぎ、まぐろなどのトロ、天日干し椎茸などです。
○適度な運動で骨に刺激を与える
カルシウムは体を動かして骨に負荷をかけることで沈着します。激しい運動は必要なく、意識して歩く、立つ、雑巾掛けなどの家事などでも効果があります。
○無理なダイエットは禁物
人間の骨量は30歳前後で最大となります。若い時に無理なダイエットなどでカルシウムが不足すると、丈夫な骨が十分に作れず、その後の加齢による骨量の減少により骨折を招きやすくなってしまいます。
最近では若い人のスポーツでの怪我が多く、骨を丈夫にすることが重要です。
高齢者に多い骨粗鬆症も骨の病気です。
骨折しやすい部位は肩、転んでひじや肩を打ったとき。手首、つまずいたり転んだりして手をついたとき。背骨・腰骨、物をもち上げたり、尻もちをついたり、くしゃみをしたとき。脚の付け根、転んでひねったとき。
高齢女性に多い骨の病気の骨粗鬆症の原因は、古くなった骨は吸収され(骨吸収)、新しく骨が形成(骨形成)されて入れ替わりますが、ホルモンバランスの崩れなどにより、骨形成より骨吸収が盛んになると、骨がスカスカになり、骨粗鬆症になります。極端なダイエットや運動不足、薬、ほかの病気などが原因になることもあります。
骨粗鬆症は骨の中がスカスカになってもろくなり、骨折しやすくなる病気でうす。約7割が女性で、早い人では30代から発症しますが、特に閉経後に発症する場合が多く、60歳を過ぎると急増します。20〜44歳の骨量の平均値と比べ、30%以上減ると、骨粗鬆症と診断されます。
骨粗鬆症は自覚症状がなくじわじわ進行して、ある日転んだだけで骨折を招くこともあります。ポキンと折れるだけでなく、スカスカの骨がじわじわとつぶれていう圧迫骨折があります。
他の症状には
①身長が2cm縮んだ
②背中や腰が曲がってきた
③思いものを持つと背中や腰が痛む
以上のような症状がある時は早めに気がつき、骨密度を上げる努力をしましょう。
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