私は、ボディチェックで首の肌色を良く観て皮膚診断します。

それは施術の際、皮膚の色は体の筋肉の硬さやねじれ、関節の歪みでおこる体流の悪さをおしえてくれるからです。

 

２５年以上前の私は、首の浅黒さは顔をお化粧してカバー、ボディは洋服で紫外線を遮断して日焼けしないため、首は日焼けで浅黒と考えていました。

肌が色黒になると、首や襟元の美しさが目立ち、気になる着物を愛用するお客様には、首のトリートメントケアーを、週二回、念入りなゴマージュトリートメントと丁寧なマッサージ、漂白パックをしてさしあげていました。

 

ある時から、ボディメイキングで全身のバランスを整えるために筋肉をほぐし、関節を正しく動かせるようにボディバランスを整えてあげると、すっかり首や肩、背中まで胸と同じ皮膚の色に変わって、私のエステティシャンとしての思い込みや美容の考え方が変わるきっかけになりました。

 

お客様に施術させていただいて発見できた新しい美容の方法でした。

 

先日、新しい枕に変えて、努力しているのに偏頭痛がひどかったという方がいらっしゃいました。

肩から首の血行が悪くなり、筋肉がとても硬くなっていたので、首まわり関節をほぐして、頚椎から腰椎、股関節の歪みを正していくと、目の周りがメガネのように丸く白く良くなり、しばらくするとひたいが白くなり、次に少しずつ頬やあご周りの肌が白く変わってきました。

 

これは少し詳しく説明すると血液が心臓から首の太い頸動脈に上がり動脈が耳の下方で後頭動脈と外頚動脈に分かれ額（ひたい）の前頭動脈や目の周りの眼角動脈に届き深側頭動脈や浅側頚動脈、顔面動脈にまで届いたのです。

そして顔の色まで徐々に変わってきました。

 

太い血管が勢いよく流れ、皮膚の表面の毛細血管にまで届いて、目の周り→額→首→あご周り→頬と順に肌色が良くなっていったのです。

 

普通、体が疲れてきて血液やリンパの流れが滞り、体流が悪くなると目の下クマや目のまわりの黒ずみが体調のバロメーターになるものですが、今回のように逆に目のまわりの肌がパアーッと白く明るい肌になったのは始めてでした。

 

 

携帯やパソコン等の日常生活で、ストレート首になる人が大変多くなりました。

心臓から上にあがってくる血流が硬くなった筋肉や余分に発達して増えたセルライトに邪魔されると顔色まで黒ずんできます。

 

６月に出版する「楽チン１分体操」には新しい肩、首ほぐしのエクササイズが２つ発表しています。

 

また、７月に出版する「小顔のしくみ」にも、新しいあごを引きエクササイズや首ほぐしエクササイズがたくさん盛り込まれています。

 

是非、単なる肩こり、首こりと見逃さず顔色や肌の透明感、吹出物の原因となる首や肩、鎖骨まわりを美しくして夏のオシャレの準備に入って下さい。

首の肌色まで変わるエクササイズを楽しみにしていて下さいね。

次回は『腰痛も首を直すことで…』です。

それではまたm(__)m

 

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