不調ー頭痛⑤
頭痛の痛みが起こるメカニズムとしては目の奥の動脈の拡張等の原因でうっ血や炎症が起こり頭痛につながりますが、心配になるのは原因がわからない頭痛です。
・熱中症や二日酔い、風邪など二次的による頭痛
・慢性的に起こる頭痛
・片頭痛(血管性頭痛)
血管が拡張して神経を圧迫する一次性頭痛のなかでも緊張型頭痛(筋肉収縮性頭痛)はジワジワ頭が締め付けられる痛みが走ります。また、頭、首、肩の硬くなった筋肉の緊張によって血行不良や神経的な緊張などにより頭痛が起こります。原因が混合型になる場合もあります。
群発頭痛は、目の奥がガーンという頭痛が走るのが特徴です。
首こりや肩こりを軽く考え見過ごすと、首の後ろの広頚筋や肩まわりの僧帽筋が厚く硬く発達し、セルライトが発達して血管を圧迫して、血流を悪くしてしまいます。
若い頃は、首や肩が凝っていてもカラダが順応して頭痛を感じにくいものです。私も同様でした。そして、肩、首周りが硬く角ばった”いかり肩”をしていました。
ボディメイキングを始めてから姿勢直しで、前首が変わると離着陸時のひどい頭痛の不安はすっかり消えていましたし、いかり肩も形が変わっていました。
人間は進化して立って生活するようになり、心臓から頭に血液が上がるため頭や首、肩周りの血流が悪いと気圧も影響するため流れが更に悪化してしまいます。
立っている時は、下半身も股関節周りの筋肉は、ねじれて歩くことができるように進化したため血液もリンパも流れが悪くなりがちです。
脚も真っ直ぐな脚の形よりもXO脚やO脚に歪んでいる場合は、血液やリンパの流れが悪いのは当然のことで心臓から下がる場合よりも、心臓に戻る血流が悪くなると静脈瘤や冷えの原因になりカラダ全体の血液やリンパの流れが悪くなり、それが頭痛の一因にもなります。
頭痛は大切な首まわりの不調のサインです。
「肩こり」や「首こり」「頭痛」はあなどらず、心配な場合は定期的な脳検査を受けながら、カラダの中心軸を正して、前傾姿勢にならない左右シンメトリーなボディづくりで耳石(三半規管)を正しましょう。
では、また。