腸内環境とカラダの臭い
夏は女性を悩ます「臭い」も気になります。
前回、悪臭のメカニズムが腸内環境の乱れから腸から吸収された悪臭は血液やリンパ液として再度、頭皮や体表面の汗などとして様々な部分(足の指間・脇・デリケートゾーン・口)から排出されます。
コロナ禍ではマスクをしていると気がつきやすいのが「口臭」です。毎日の正しい歯磨き・唾液の分泌を促す生活習慣・口腔内フローラを整えるケアで防ぐことができます。
「頭皮の臭い」は、頭皮の汗腺からでる汗と毛根から出る皮脂の混合したものに雑菌が繁殖したもので発生します。高温多湿になりやすい時季は尚更臭いケアは重要です。
気になりすぎて洗い過ぎることによって頭皮が乾燥し、かえって皮脂分泌を増やし逆効果になるので要注意です。
「デリーケートゾーンの臭い」の異臭の原因は、膣内フローラの乱れも関係します。
ストレスや更年期などで女性ホルモンが減少すると腸内フローラが乱れ、大腸菌が侵入しやすくなります。まず腸内環境を整えるストレスケアが大切です。
洗いすぎることも膣内フローラを乱す原因になるので要注意です。
「脇の臭い」洋服のシミができる脇の汗は、アポクリン汗腺から分泌されます。汗の中の成分をわきが酵素を持つ皮膚内の常にある常在細菌が発生します。臭い菌を集中殺菌する制汗剤で臭いのもとを絶ちましょう。
年齢と共に、変わる「体臭の臭い」は全身から分泌する汗の質が女性ホルモンの乱れや無理なダイエットでのストレスが原因で脂っぽく異臭がします。糖や脂肪の多い食生活やアルコールなどは、加齢臭をはやめる原因にもなります。
基本的な腸内環境を基本から見直し、健康な腸づくりを心がけましょう。
「足」は、他の部位の5倍以上の汗をかき、菌の餌をふくむ角質や垢もあるため臭いの発生の条件が揃っています。正しい角質ケアをするなどの対策をし、洗い過ぎにも気をつけましょう。
次回はサンダルと足のケアです。
では、また。