薄毛と自律神経
今日のNHKの番組(あさイチ)では、薄毛がテーマにとりあげられていました。
最近、薄毛を気にする人のために諸々な商品が開発されています。
それほど、男性も女性も気にする人が多いと言うことでしょうか?
長い美容家としての最初の20年間は、ヘアスタイリストとエステティシャンとしての仕事でした。
ですから今でも、初めてお会いするカウンセリングの際、自然と髪質や肌質に目が向いてしまいます。
若い頃はお客様が街を歩いていて、声をかけられるほど美しいデザインカットにしてあげたいと真剣に思っていました。
その為には髪の素材が重要でした。
くせ毛でも薄毛でも希望されるデザインは完成しません!
ある日、訪れた営業マンが私に投げかけた言葉「顔の肌と頭の頭皮はどこが境目になり、どう違うと思いますか?」続いて「同じ皮膚なのに頭皮を洗うシャンプーで洗顔したらどうなりますか?」と尋ねられ、乾燥しすぎるので勿論シャンプー剤では洗顔しません。
はっと気づき、もう一度基本から勉強しなおそうと思ったものでです。
そして、髪質の悩みのある人ほど真剣に丁寧に取り組み、結果を出した事が現在の美しいカラダづくりの原点になりました。
幸いなことに、熱心でしつこい営業マンと私のしつこいと思われるほどの夢中さに驚かないでついてきて下さったお客様がいらっしゃいました。
“髪質は、本質的に変えるには6ヶ月では変わりません”
やはり1年、3年で急に変化がわかります。
下の写真は丁寧に必要な栄養と水分を髪と頭皮に届けたビフォー&アフターです。
薄毛やくせ毛は自律神経の働きと関係があります。
突然、髪が抜けおちたり、円形脱毛になるのも自律神経と関係し、急激に変化した場合は、比較的に急激にまた正常に戻ります。
研究中に全頭毛が抜け落ちた小学生が心を閉ざし、熱心に寄り添った施術者にやっと口をきき、「お姉さんは髪がいっぱいあって良いね」という言葉だったというのが、今も忘れられません。
テレビ出演の女性は、6ヶ月間熱心にノートをつけながら色々な方法を試されたのに結果が出なかったという事でしたが、私の経験上では諦めないことをオススメしたいと思います。
頭皮は男性ホルモンと女性ホルモンの分泌が関係し、頭のトップが薄くなるのは、男性ホルモンが多く分泌されることが抜け毛や薄毛の原因になります。(真剣に行動したり、考えすぎたりすると男性ホルモンの分泌が多くなります)
現在では帽子のようにかぶれるウィッグや様々な方法が考えられています。無理なく楽しむことが重要です。
最近では、80才近い女性が天使の輪が出て、毛髪の張りが出て、悩みがなくなったとか、梅雨の時でもくせ毛がまったく気にならなくなった等と報告され驚かされます。出逢いの大切さを感じます。
美しい毛髪づくりは、つくづくボディラインのしつこい研究の原動力になりました。
では、また。