カラダの不調と歪み②
2021.02.10
前回に続いて、サル手(腕)の原因には背骨のSカーブの前傾歪みも関係しています。そして、背骨の歪みが上半身の不調につながっています。
背骨が前に傾いて「猫背」になると前首に傾き肩コリや首コリ、背中コリになったり、肩関節も前にズレると、気管支圧迫や乳がんの原因にもなります。
肩コリ、首コリ、背中コリになりやすい人はパソコンやスマホの使い過ぎで、首が前に傾き5〜6キロもある重い頭が前に下がって「顎下がり」「顔太り」「首太り」になっていることが多く全身が細く体質的に痩せ型でも「二の腕太り」になっているのが特徴です。
日本人はとりわけ肩コリを感じる人が多いと言われています。
デスクワークによる猫背やスマホ首だけでなく、1日に何度もあいさつで頸椎(首の骨)や胸椎(上半身の背中の骨)を前に曲げたり縮めたりする生活習慣が原因に考えらます。
気持ちをリフレッシュしたり仕事の合間にはなるべく首を伸ばしたり左右に回たりして、頸椎をほぐす習慣をクセづけしましょう。
また、サル手を少しずつ改善する為にうでの先の手の指→手首→ひじ→肩→肩甲骨などの関節のそばの硬くなったファシアを少しずつほぐしていきましょう。
笑い話ですが、こんな説明をサル手(腕)のひどい女性に説明したところ、”珍しいものや形は貴重”なので私は美人なのだと思っていた”と応えた女性がいらっしゃいました。
全身が歪んでいて、食事だけのダイエットでは中々痩せなかった方が、二の腕痩せとうでの形が変わると前肩や猫背も解消されて全身が痩せやすいカラダになりました。
次回は、「二の腕太り」や「サル手」「腱鞘炎」「手の冷えや肌荒れ」「肩コリ」を改善するエクササイズをご紹介します。
では、また。