免疫力を上げて感染しない体づくり「ファシア」⑩
ボディメイキングを研究し始め約30年になります。
始めた頃は、MRI機器も日本に3台しかないという時代でした。
現在では人体を部分的に画像で見る事ができるようになり、驚かされます。
聞き慣れない言葉ですが体の柔軟性にも関わる「ファシア」と呼ばれる部分も画像で見るとこができ本当にビックリでした。
ファシアと呼ばれる部分は、皮膚の下の皮下や内臓のそば、また骨や腱、筋肉などの全身の組織を覆っていて硬く固まると体の柔軟性を失い、歪んだりズレたりしている関節の周りにはより強く固まりやすくなり、柔軟性が失われるのです。脂肪のそばにも「ファシア」があるそうです。
長年の経験ですが、不調な人の内臓や酷使した筋肉のそばには余分な脂肪が固く発達しています。
背骨が猫背や側湾症になり歪んでいると背骨の椎骨がズレたり詰まったりしているそばに「ファシア」が硬くなっています。
そんな「ファシア」の硬い部分を見極めてほぐしていくと血液やリンパ、神経の流れがよくなり不思議とカラダがほぐれて柔らかくなり、可動域が広くなります。
皮膚の下の「ファシア」でわかりやすい部分が頭皮です。
頭皮のファシアが硬くなると、頭皮を押したり揉捻しても動かず頭皮の色も青白い頭皮色→茶色の照りのある色になり、最後は頭皮の毛根も抜け脱毛の原因になってしまいます。
毛髪の抜け毛だけでなく、全身の「ファシア」が硬くなると「やる気」も「幸福感」も失ってしまいます。
体の柔軟性に関わる長時間お同じ姿勢は、ファシアが硬くなる要因になります。1時間に1回は呼吸法を実行しながら体のストレッチをオススメします。
私たちの仕事では自然に手がファシアを見つけ、手が勝手に動きますが体を触ってみて、早めに「ファシア」の硬くなった部分を見つけて自分でもほぐしてみて下さいね。
では、また。