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腸が変わるとカラダが変わるー1

2023.11.23

腸活は、美容と健康につながる大切な習慣のひとつ。サプリメントや乳製品、野菜などを摂る手段で行うのが定番ですが、簡単な食習慣で効率よく行いたいものです。

腸は私たちの美容や健康を左右する大切な臓器です。
わかりやすいだけでも腸の働きには「代謝」「吸収」「免疫」「神経」「排泄」「解毒」「内分泌」などがあります。

腸活は20代以上の女性の9割が関心を持ち、3割以上の方が実践している習慣のひとつです。
腸活と聞くと、「乳酸菌」や「善玉菌」というキーワードを思い浮かべ、善玉菌を増やすために乳製品や酵素ドリンクなどを摂取してきた人も多いはず。しかし、腸活の本当の目的を知っている人はごく少数。近年は腸の研究も進み、腸で善玉菌が生成する乳酸菌生産物質がカラダにとても良い作用をすることが解明され、注目されつつあります。
腸活の真の目的は、短鎖脂肪酸を含む乳酸菌生産物質を効率よくたくさん作って作用させること。
“腸を制する者は美を制する”と言っても過言ではないので、真の腸活を行いカラダの調子を整えて、美容と健康の土台を作りましょう。

腸内細菌は、大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分けられます。腸内細菌の理想的なバランスは善玉菌:日和見菌:悪玉菌が2:7:1ですが、バランスが乱れるとぽっこりお腹や肌荒れ、便秘だけでなく、心臓や肩コリ、喘息などの原因になることもあるそうです。
腸活で整えて代謝や免疫を上げたり、カラダに蓄積した乳酸を排泄するデトックス効果を引き上げるなどのトラブルの対策ができます。

短鎖脂肪酸生成するためには、善玉菌が腸内にいることが必要条件となり、善玉菌の餌となる食品を摂取することが大切です。
腸内の善玉菌の割合が多い状態が整って、初めて短鎖脂肪酸が生成されます。
しかし、善玉菌が増える条件は難しく、短鎖脂肪酸を生成するのは待ち時間がかかり不確実なため、年齢を重ねるにつれて腸内の善玉菌も減少しがちになるため加齢とともにさらに短鎖脂肪酸は生成しにくくなっていきます。

短鎖脂肪酸は善玉菌の餌を摂る→腸内で善玉菌が増える→腸内フローラが整う→短鎖脂肪酸が生成されるというサイクルで体内に摂取することができ、乳酸菌生産物質が増え、ダイエットを助けてくれたり、美肌づくりのサポートをしてくれます。
短鎖脂肪酸は、酢酸、酪酸、プロビオン酸などが含有され疲労回復の効果もある梅ぼしやレモンなどの柑橘系などの果物を摂取することが大切です。

是非、善玉菌を増やし腸内フローラを整え短鎖脂肪酸を生成させる腸活習慣を取り入れて見てください。