骨を元気にする!
骨は元の健康な骨に戻せる?
骨がもろくなり、若くても骨がかけたり、ヒビが入ったりするのはどうしてか?を知ることは骨を元気にすることにつながります。
昔は、老化現象と思われていた背中がまるくなる、背が縮むなどのカラダの変化は骨がもろくなっている症状の一つでした。
加齢と共に、骨の新陳代謝(骨吸収と骨形成)のバランスがくずれ、治りにくくなってしまいます。
骨形成よりも骨吸収が多くなり、骨の新陳代謝がバランスがくずれ、加齢と共に骨がスカスカになり骨折しやすくなるのは不安になってしまいます。
骨は急に増えませんが、コツコツと増やすために現代では良い薬を使う「薬物療法」カルシウムを含む食品を積極的に摂る「食事療法」適度な運動と日光浴の「運動療法」などがあげられます。
現在使われている薬は大きく分けて、3種類あります。
骨の吸収を抑える薬と、骨の吸収と形成のバランスを整える薬、骨の形成を促す薬です。
代表的な骨粗鬆症の薬には
活性型ビタミンD3製剤
日本で長く使用されている薬です。
腸管からのカルシウムの吸収を助け、骨の代謝を活発にします。
また、骨を壊す作用を持つホルモン(副甲状腺ホルモン)を抑える働きもあります。活性型ビタミンD3製剤は、食べ物で摂ったり日光浴で産生したりビタミンDよりも、効率よく作用します。また、骨への作用を強化したタイプの薬もあります。
ビスホスホネート
骨の吸収を抑える薬です。
骨の密度を高くし、骨折の発生を防ぎます。また、海外で最も多く使われている骨粗鬆症の薬です。この薬は食物やカルシウム剤と一緒に服用すると吸収が悪くなります。服用時に水をたくさん飲む、服用後はカラダを横にして休まないなど、飲み方に細かいルールがありますので、医師の指示をしっかりと守って飲む事が重要です。
SERM(サーム)
閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)分泌量の低下により骨吸収と骨形成のバランスを崩した骨を正常に近づけます。
骨には女性ホルモンのように働きかけ、骨の吸収を抑えて骨折の発生を抑えます。
SERMは従来から行われていた女性ホルモンを補充する治療法に比べ、乳腺や子宮に影響が少ないタイプの骨粗鬆症の薬です。
抗RANKL(ランクル)モノクローナル抗体
骨の吸収を抑える薬です。
骨密度を高くし、骨折の発生を防ぎます。医療機関で6ヶ月に1回皮下に注射します。血液中のカルシウムが低くなることがありますので、カルシウムや、カルシウムの腸管からの吸収を助けるビタミンDを補充する場合があります。
副甲状腺ホルモン製剤
骨の形成を促す薬です。
骨密度を高くし、骨折の発生を防ぎます。1日1回自分で皮下に注射をするものと、医療機関で週に1回注射を受ける製剤があります。なお、生涯のうちに24ヶ月までしか使用できません。
食事はカルシウムをしっかり摂るだけでなく、全体に栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
運動は日光を浴びると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが合成されるので、晴れた日にはなるべく外に出かけましょう。
骨や筋肉が衰えたり、カラダが歪むと必ずといって良いほど背が縮みます。
前首、前肩、猫背、出っ尻、0脚歪みなどがあると、必ず背が低くなってしまいます。
壁に踵をつけてまっすぐ立ち、踵→お尻→肩→頭が壁についていますか?
肩や頭が壁につかない場合は骨が衰え、身長が低くなりがちです。
最近、来店されたお客様が気が付かないうちにあっという間に猫背になり、約6cmも身長が低くなって驚いた方がいらっしゃいました。
来店されるお客様は平均で、施術前後で2cm 身長が高く元に戻られます。
猫背がひどい女性では10cmも戻った女性もいらっしゃいました。
何故、そうなるか?をまとめたのが「背が高くなる椎関節ストレッチの2冊です。身長が元に戻る理由が理解できますよ!
骨を元気にすることは、身長が縮むのを防ぎ本来の身長を取り戻すことです。
健康診断では必ず身長を気にしてチェックするようにしましょう。