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血液・リンパの流れのしくみを知る

2023.06.16

ボディメイキングにおいては、「骨」「筋肉」「血液・リンパ」「神経」「ホルモン」についてもより深く考える必要があります。

40年以上続けてきたから分かったことですが、20代で恵比寿で「髪&顔MiMi」を1階ヘアーサロン、2階エステティック&メイクアップサロンを開業していたことが、ボディメイキングを研究するきっかけになりました。

ヘアーサロンではヘアーデザインだけでなく、自然脱毛を顕微鏡で観ながらお客様のくせ毛、乾燥毛、脂性毛、白髪の悩みに寄り添いながら、しつこく毛髪の変化を観察し続けた事が髪や肌を良く観るきっかけになりボディメイクする上でもかけがえのない財産になりました。
化粧品もしつこく成分を研究所に依頼、その結果の良し悪しを知ることができ良い商品を見分けられるようになりました。
様々な不調には「原因」と「結果」が連動して成り立っているので、必ず「原因」を探し、結果を出すということを繰り返していました。


世界中で開催され、日本でも1996年〜1998年に何度も開催された人体=小宇宙「人体の不思議展」は、とても興味深く何度も足を運びました。

「人体の不思議展」では、宇宙と同様に人間のカラダもまだまだ分からないことがあまりにも多いということを知ることができました。
「宇宙の不思議」のように、まだまだわからない事だらけですが、徐々に解明され、地球の温暖化と共に氷でおおわれていた場所から新しいものが発掘され、歴史も大きく見直される時代がきました。
人体についても、変化を前向きにとらえるやわらかい心が大切になりつつあります。
中でも「人体の不思議展」では、血液が心臓から毛細血管に流れていることが分かる画像や本物の人体を見ることができました。
最近では、このように血液についての研究は進化し、理解されるようになりました。

リンパに関しては、私たちの仕事ではリンパの流れを良くするリンパマッサージも人気メニューの一つです。
いつも体流(血液とリンパ)の役目と働きを考えながら人体の不思議と向き合い、ボディメイクするようにしています。
リンパ液の流れはリンパと呼ばれる血管系を通じて流れ、リンパ管は全身に広がり、リンパ節やリンパ器官を結ぶネットワークを形成しています。
このようにして、カラダのリンパ液はリンパ管系を通して流れ、細胞の代謝物や老廃物を除去する役割を果たします。
また、リンパ管系は免疫細胞の輸送や免疫応答においても重要な役割を果たしています。

リンパの流れが悪い原因は、以下のようないくつかの一般的な原因があります。

①リンパ浮腫
リンパ管やリンパ節が詰まり、リンパの流れが妨げられることがあります。
これは、手術や放射線療法によるリンパ節の除去、損傷、感染、腫痛などが原因になることがあります。

②遺伝的要因
リンパ系の奇形や先天性のリンパ管の異常が存在する場合、リンパの流れが妨げられることがあります。

③炎症
慢性的な炎症や感染症によって、リンパ節やリンパ管が腫れたり狭窄したりすることがあります。例えば、細菌やウイルスによるリンパ節炎やリンパ菅炎があげられます。

④外傷や手術
外傷が手術によってリンパ管やリンパ節が損傷され、リンパの流れが妨げられることがあります。

⑤不適切な生活習慣
運動不足や長時間の座り仕事、過度の飲酒、肥満などは、リンパの流れを悪化させる要因となることがあります。

これらは一般的な原因ですが、リンパの流れが悪い場合には、その背後に潜む具体的な原因を特定するため、専門家に相談することが重要です。

私たちの体の80%近くが水分で、血液とリンパでカラダ中を巡り流れて涙や汗、尿、便として排出されるというカラダのしくみを知り、カラダからの排出物を注意深く丁寧にチェックしたいものです。