背中の吹出物と猫背・前肩(巻き方)・前首の関係
夏が近づくとデコルテや二の腕や背中が目立つ季節!
今日のNHKの「あさイチ」でも背中の話題が取り上げられていました。
肌トラブルや巻き肩、猫背を改善する姿勢なおしのエクササイズも紹介されていました。
カラダの目的にあわせたエクササイズ法は、①どんな人々が?②どの位の時間や期間で継続できるのか?③どの位の度合いで美しくなりたいのか?などの目的によって考えられています。
ラジオ体操は、①②の年齢に関係なく全ての人々にあわせ毎日でも続けられ、継続できるようにつくられているので、続けていると全身が均等に健康になるオススメのエクササイズです。
問題は③のどの位の度合いで美しくなりたいのか?です。
元々健康できれいな人は、カラダの歪みやボディラインのくずれ、太り過ぎに気づくことができますが、そうでない人は「脚」「お尻」「バスト」「首」「肩」「顔」の大きさは、ほとんど、”生まれつきだから”と考えがちです。
昨日も30年以上も健康と美容に関心があり、努力している女性にお会いしました。
肩がいかり肩で、肩コリ、首コリ、猫背気味でしたが、やはり生まれつきで変わらないと諦めていました。
今日のお客様は、健康で遺伝子に恵まれていてボディラインのくずれに気づかなかった女性ですが、ぎっくり腰を何度も繰り返すので根本的に改善したいと、来訪されて3回目でした。
本来のカラダが健康で美しく顔も小さく、脚やカラダの悩みなどほとんどないようでしたが70代後半を迎え、やっと自覚ができ猫背、巻き肩、前首、腰痛(ぎっくり腰)、脚の歪みを気にされ通われています。
エネルギッシュで普通の女性の3倍フットワークが良く、活動的な人だと以前より知っていましたが、さすがに肩、肩甲骨、背骨、骨盤、脚が硬く固まっていましたが、徐々にほぐれ筋肉が伸縮自由になり始めました。
硬いピーマン尻が桃尻に変われることや広がった肋骨が変わることを触って確かめていただきました。
背骨の猫背は椎関節の部位によって”首の頚椎が詰まる首詰まりの猫背””背中の胃の後方の胸椎が詰まっている胸椎詰まり猫背””骨盤の後方の腰の腰椎が詰まっている腰詰まりの猫背”になり、どの場合も首や肩も連動して歪みやすくなり、前肩(巻き肩)、前首になっています。
背中美人になるためのコツは、姿勢を背筋で整えるのではなく、足底から整えて体感を正しくキープできるカラダづくりが重要です。
最近では、年齢に関係なく姿勢の良い人が増えています。雑誌「美ST」の取材の折、50代の背中がこんなに美しいと感心したことがありました。
姿勢が悪いと、背骨の椎関節に負荷がかかり、背骨周りから各臓器に栄養を運んでいる血管や脳から指令を送る神経系統にも影響し、内臓の働きにも関係しています。
姿勢を良くしようと、肩・背中・腰の筋肉に働きかける無理な姿勢づくりは交感神経を使いすぎるため、疲れる筋肉、詰まる関節になってしまいます。
疲れにくい美しい背中づくりは、上半身の手先から続く関節を細かく動かし、足底から続く筋肉や関節を動かして抗重力筋を鍛え、首が伸びた、体幹の良い胸高の美しい背中美人ができあがります。
すると、”急がば回れ”が大切で、カラダの末端から筋肉や関節がやわらかい美しい背中ができあがります。
また、毎日の習慣を少し変え、上半身のボディラインを変えることで下半身への負担がグッと減り、太らないカラダをつくることもできます。
また、背中は顔と同様に吹出物が出やすい部分です。
吹出物やニキビの原因には、一般的に以下が関与しています。
①食生活による過度な皮脂分泌
皮脂腺が過剰な皮脂を分泌すると、毛穴が詰まりやすくなります。これにより、毛穴内部で細菌の増殖が引き起こされ、炎症が起こることがあります。
②毛穴の詰まり
皮脂や角質が毛穴に詰まることによって、毛穴内部で炎症が引き起こされます。これには、過剰な皮脂分泌、角質の異常な増殖、化粧品や油分の詰まり、細菌の感染などが関与しています。
③細菌の感染
ニキビはアクネ菌と呼ばれる細菌の感染によって引き起こされることがあります。この細菌は皮脂腺の中で増殖し、炎症を引き起こすことがあります。
④ホルモンのバランスの変化
思春期や月経周期、妊娠など、ホルモンのバランスが変化する時期には、ニキビが発生しやすくなることがあります。特に、男性ホルモンの一種であるテストステロンが増えることが関与しています。
⑤ストレス
ストレスはホルモンバランスに影響を与え、皮脂分泌を増加させる可能性があります。その結果、ニキビが発生するリスクが高まることがあります。
これらの要素は、個人の皮膚タイプやライフスタイル、遺伝的要因によっても異なる影響を受けることがあります。したがって、ニキビの原因は個人によって異なる場合があり、治療法や予防法も個人に合わせて適切に選ぶことが重要です。
何より忘れてならない注目すべき事は、皮膚が大切な排出機能だと考えると、カラダが歪む=カラダの皮膚からの排出する吹出物が増えるということなのです。