ボディメイキングー美尻
ガイアメソッドのボディメイキングの中で、美尻をつくりあげることはそんなに難しいことではありません。
美尻と言ってもお客様の希望の形や大きさは様々なので、カウンセリングでは時間をかけ希望のお尻について伺うようにしています。
分かりやすく例にあげると、①ジーパンが似合う美尻②バレリーナのような小さめの美尻③ブラジルのカーニバルなどで見かける大きめの美尻など。
ジーパンの形にはお尻に合わせて多数のサイズや形があります。
ジーパンを履くと極端にお尻の形が目立ちやすいため、愛用する女性はお尻が美しい人が多いように思います。
最近ではストレッチ素材のパンツが多くなり、全身の体の太さを気にせずお尻をより強調する大きなお尻も求められてきていますが、太ももの太さとお尻の大臀筋の太さは連動し比例するため、太ももを採寸して50㎝以上の場合は要注意だとお客様にお伝えしています。
最近では、太ももや大臀筋の筋肉を発達させ、骨盤を前傾させた大きめのお尻が流行しているように感じますが、骨盤が前傾しすぎると、上半身の背骨のSカーブが深くなりすぎたり、狭窄症や前首、猫背になりやすくなったり、下半身の股関節やひざ関節、足首関節の関節詰まりの不調や足のトラブルになりやすくなるという特徴があるので注意したいものです。
長時間かけて鍛えられ、作り上げられたダンサーやスポーツ選手のお尻でも急激な無理がかかると不調になる場合があります。
美尻をつくるにはお尻を引き上げる小臀筋や中臀筋をしなやかに伸びる筋肉にする必要があります。
そのためには、足底から骨盤底筋や腸腰筋に連動する抗重力筋を鍛える必要があります。
また、骨盤を支える2本の脚の付け根の股関節、ひざ関節、足首関節、足の関節に歪みやねじれのない正しい位置にあることが必要です。
急激に大臀筋や太ももの前の筋肉(大腿二頭筋など)を鍛えて大きく重くすると、股関節やひざ関節、足首関節に負荷がかかったりゆがんでねじれたりすることで血液やリンパの体流が悪くなり、ムクミやすく代謝の悪い肥満体質に変わる場合があるので注意したいものです。
ボディビルダーのような体の美尻を作りたいという希望がある人は、必ず専門家のアドバイスを受け必要な運動時間や食事摂取をするようにして下さい。
“脳はお馬鹿さん”でもあり”脳はおりこうさん”でもあります。
急激な運動や急激な食事摂取を始めたり、逆に急激にやめることはカラダのバランスを崩し不調の原因や肥満の原因になってしまいます。
お尻の形や大きさは生活習慣と関係があり、特に股関節の歪みや脚の歪み、上半身の歪みに関係しています。
人間は立つことができ他の動物に比べ骨盤の坐骨で座り、上半身を垂直にできる動物なので骨盤や股関節が重要です。
お尻の形には桃尻、洋梨尻、ピーマン尻など色々な表現がありますが、生まれつきのものではなく努力で変えることができます。
お尻の形や美尻づくりに興味を持ち、ダンサーのお尻の比較をしたことがありました。中でも特徴的な踊りのバリ舞踊に興味を持ち、スタッフを連れてバリ島に出掛けたことがありました。
足の指を上げ手の指を反らし、前首にしながら喜怒哀楽を表現する踊りを見ながら踊り手のお尻の形が共通して洋梨タイプなのに気がつきました。
ウエストがくびれて上半身は細く、首が長いのに胴長で股上が長くお尻も長く見えるのが特徴でした。
帰国して「何故、同じように女性の踊り手が洋梨尻になるのか?」が理解できました。
首長や上半身の前傾が多い体の動きが共通し、あごを出し首を左右前後にずらすポーズが洋梨尻になることがわかりました。
バリの踊り手は手の動きが美しく、足の指をしっかり上に上げることで足底から抗重力筋を発達させ、筋肉が引き締まりウエストが細くお尻も引き締まっていますが、上半身の動きが原因で股上が長くなり洋梨のようなお尻の形になるようでした。
ガイアメソッドに下半身の筋肉の動きは取り入れ、上半身の動きは取り入れることはありませんでした。
お尻の形は足底からつながる縦に伸びる抗重力筋と関係があります!
美尻の形ができるしくみは美脚ができるしくみと連動しているので「美脚のしくみ」青春出版社を参考にエクササイズやストレッチを実践してみて下さい。