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外反母趾の改善法

2023.04.20

前回に続いて、外反母趾の改善法をご紹介します。

外反母趾になる後天的原因や症状は様々ですが、重症になると足をひきずったり歩行困難になる場合があるので早めに改善したいものです。
いずれも全身のカラダの重心が前傾になる場合が多く、体幹中心軸から重心がズレてカラダの重みが足の太ももやすね、足の甲、親指に強く負荷がかかり、靴の中で足指の関節が詰まったり変形して外反母趾やゆびの脱臼、魚の目やタコになっていまいます。

改善法には、①手術、②装具療法、③保存療法がありますが早く改善したいと手術を選ぶ場合は、手術後3ヶ月間のリハビリで松葉杖を使用することで脚の筋肉退化による長さの左右差や骨盤の歪み、背骨の湾曲、もう片方にかかる上半身の重みで反対側の股関節、ひざ関節、足首関節、足底の二次的な足のトラブルや再発の心配もあります。

手術をしない装具療法(テープ療法、装具)は効果が即効性が少ない為、予備群の症状にはおすすめします。
軽度から重症の場合は期間が長引く為、他の改善法との併用をおすすめします。
③の保存療法は根本的な原因が上半身からの前首、猫背等の歪みがより下半身に負荷をかけ、ズレやすい足ゆびや足首、ひざ関節、股関節、骨盤に影響していることを知ることから改善していきます。

足元から全身の歪みを整えるエクササイズ法の基本は足の(指、中足骨、距骨、踵)等の関節をほぐして正しく歩けるようにすることです。

正しい歩き方をするためには、脚の関節をほぐしながらO脚などの脚の歪みを直すことが重要です。

外反母趾や足のトラブルを診断する上で大切なことは、両足をチャックすることで全身の歪みが前後のバランスが崩れているのか?左右のバランスが崩れているのか?を理解することができます。
外反母趾が進行している場合は全身のカラダのバランスも崩れ、カラダの関節がズレたり筋肉が歪んで連動していることが理解できます。

以上のように外反母趾の片方の足のマッサージだけを施術しても根本から改善することはできません。
痛みを一次的に和らげる施術は重要です。

根本から改善する方法を深く理解しながら、焦らずそれ以上進行しないように対処していくことをオススメします。