春は気温差がとても激しい季節。じっと寒さに耐え、力を温存していた植物が盛んに活動し始める季節ですが、人間にとっては体温調節で体力を消耗し疲れやすい季節。昔から”春眠暁を覚えず”というようにカラダがダルく歪みやすく眠くなる季節でもあるのです。

股関節と肩関節は球関節という関節で、この２つの関節周りの筋肉は複雑にからみあって腕や脚を自由に動かすことができるようになっています。
しかも細い筋肉が複雑に交錯しているため、カラダの循環を司る血液とリンパが流れにくい部分です。
この部分が正しく機能していないと循環機能は停滞し、カラダの毒素も停滞しがちになり排出できにくくなります。
腎機能だけでなく毒素を排出するための排出機能を助けてくれる役目が体表面の皮膚の毛の根本の皮脂腺や汗を分泌する汗腺です。
腎機能が疲れて皮膚からの毒素の排出が多くなると、背中や顔の吹き出物やニキビ、手のヒビ割れの原因にもなります。
さらに、春は自律神経が乱れやすい季節。眠りのサイクルも乱れ不眠症や頭痛に悩まされる不調も多くなりがちです。

まだまだデスクワークが多い中では、股関節や肩関節を十分に動かすことが少なくなりがちです。
人間も春こそ咲き誇る植物のように、心も”軽く””明るく””しなやかに”動かしながら球関節の肩関節と股関節のエクササイズを心がけましょう。

春の不調を感じたら”良く眠る”消化の良いものを食べる””ストレスを避け笑いを心掛ける”工夫をしてみましょう。