免疫力をあげる筋肉づくり
カラダの大きな筋肉はカラダの表面にあり、代表的な筋肉には太ももの前の大腿四頭筋、背中の後ろの広背筋、首の後ろから肩や背中にかけての僧帽筋、お腹の前の腹横筋、お尻の大臀筋などがあげられます。
三角筋、上腕二頭筋、ふくらはぎの腓腹筋やヒラメ筋なども厚く発達しやすく、広く、太く発達すると、たくましい男性的なカラダができあがります。
これらの男性的な筋肉を発達させるとラグビーやプロレスに向き、カラダの表層筋が大きな筋肉が必要なスポーツに向いています。
これらの筋肉を程良く発達させながら、強くしなやかに俊敏に動く伸縮自由な筋肉に育てるためには骨と骨をつなぐ関節が重要でその周りの筋肉は腱と同様に細くても強靭な筋肉に発達させることが必要で、ボクシングやフェンシング、バレエダンサーに適したカラダが出来上がります。
最近のスポーツ科学では、スポーツの種類や目的によってカラダの筋肉を厚くも薄くも重くも軽くも自由に計画的にできるようになっています。
女性と男性では、目的に合わせた筋肉の作り方にも違いがあります。
一般的には、筋肉は年齢と共に弱ってきますが、女性は出産があるために歪んだりたるんだりしやすいので男性に比べ関節や筋肉に負荷がかかると、同じように鍛えて無理をしすぎると逆効果になってしまいます。男性は鍛えるとセルライトが減りやすいですが、女性は逆に異常にセルライトが増え体重が増えると上半身の重みで下半身の関節に負荷がかかり、下半身太りになりやすいので注意しましょう。
下半身の脚や股関節・骨盤が歪むと上半身が支えにくくなり猫背になりやすく、背中の大きな表層筋が発達していると肺を狭くし、肺の働きを阻害して血液中の白血球を減らし免疫力を弱くします。
免疫力のある女性のカラダの筋肉づくりには、肺を圧迫しない猫背にならない肩甲骨が浮き出る背中の美しい上半身をつくることが重要です。そのためには、手や足の末端の関節を動かし、骨と連動する小さな筋肉から大きな筋肉へと順に鍛えるのが早道です。
そのためには、ウエストひねり・首回し・うで回し・ひざ回し・股関節回し等でしなやかな筋肉が出来上がるエクササイズがオススメです。