お腹2
2022.08.01
出っぱりお腹が特徴の相撲競技には良く観ると興味深い筋肉や関節の使い方があります。
相撲競技の1日の終わりにある弓取り式では、150kg以上の体重で力士が片足をあげる儀式の姿をよく観てみてください。いまだにこの弓取り式でぐらついた力士の姿を見たことがありません。
いかに片足底からの抗重力筋が素晴らしいと驚いてしまいます。力士は下半身だけではなく上半身の肩や背中、腰、腕、手の掌底や首、あごを常に鍛えて独特な体形づくりをして相撲競技に臨みます。
しかし、一般人にとってはお腹が出て健康に良いということほどんどありません。
あえてお腹が出る例を挙げると、妊婦はお腹を出して歩きますが最近では産後の体形や腰痛などの不調を軽減するために気をつけますし、体重も増やしすぎないように注意をしているようです。
ボディメイキングをする際、”お腹を凹ませてみてください”とお願いすると9割の人が手や腕、肩、背中、首、あご周りに力を入れお腹の形を凹ませてつくります。
また、”身長が伸びるように首を伸ばしてください”とお願いすると、9割の人があごを上げ背中を反らしぎみにして同じように力を入れて伸ばします。
この二つの方法では相撲の力士の上半身の首の後やあご、肩や背中、腕、手の掌底に力を入れることになり、いつもお腹を凹ますことにも身長を伸ばすことにもなりません。
新刊が書店にて発売されました。
足底からお腹を凹ませる方法をご紹介しています。
是非見てみて下さい。
では、また。