股関節とステロイド
2022.04.11
副腎皮質より産生されるホルモンの総称、副腎皮質ホルモンは炎症の制御や炭水化物の代謝、甲殻類などに多いタンパク質の分解等広範囲の生理現象に関わっています。
ストレスなどの影響で副腎から分泌され、化学的に合成されて医薬品として活用されています。
これらの「ステロイド」と呼ばれるものは、化学的に合成して作られた薬で免疫反応抑制作用があり、強力な抗炎症や抗アレルギーに即効的に効果を発揮します。
筋肉増強作用のある男性ホルモンもステロイドと呼ばれ、主に副腎皮質ステロイドです。
止めると副腎皮質ステロイド離脱症候群と呼ばれる症状になる場合もあるので注意したいものです。
点滴や塗り薬、飲み薬にも応用されているステロイドを使用していると骨ももろくなりやすく背骨詰まり、股関節詰まり、脚歪みになりやすくなるので、予防としてビタミンDやカルシウムを摂取し食生活に注意するように心がけて下さい。
ステロイドは血糖も上がりやすく粘膜が弱くなるため胃や腸の潰瘍にも気をつけましょう
また、頭や肺、心部静脈などの血管の中で血液が固まってしまう血栓症や股関節骨頭が壊死する「大腿骨骨頭壊死症」も股関節が痛むことやカラダの疲れやすさでも気がつくことがあります。
どんな病気でもカラダが必要としていることをニキビやひび割れ乾燥、かゆみ、痛みとして私たちに伝え教えてくれています。
どんな病気にでも伸縮させるエクササイズは有効です。
春の天気病は疲れや眠気を誘い、筋肉も弱りやすくなっています。
職業上、多くの人のステロイドの弊害症例を診て、ステロイドの弊害の悩みに応えてきました。
多くの疾患に知らされず処方されていたり、薬局で買える塗り薬(リンデロン)等のステロイドは、すぐ効果がでますが弊害も強いので長所と短所を良く理解して使用し、飲み薬として常用して服用している人は免疫力も弱い為、感染症予防をしっかり行う注意が必要です。
では、また。