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”背中美人”のビューティーポイント!

2011.08.29

今回は”肩甲骨”についてお話しさせていただきます。

”肩甲骨”は背中美人にとって最も大切なビューティポイント!!

20年前に、こちらの写真を目標に美人づくりを始めました。

上半身における”肩甲骨”の上り下がりと下半身におけるお尻の上り下がりは全身バランスを考える中で胴長ボディになるかどうかという重要な鍵を握っています。

一般的に見て”肩甲骨”が上がると僧帽筋や三角筋も発達して肩も上がり首も短くなり、あごや肩も角張って、二の腕までも太ってくるのをご存知でしょうか?

日本人は衣食住どれをとっても独特な文化をもっていますが、衣装のなかでも着物は美しさと健康の両面が実に興味深く、智慧が発達しています。

畳やふすま等の住文化に合わせた手、ひじ、ひざ、肩、肩甲骨、背中、腰、足の関節を良く使う美しい仕草や身のこなし、動き方は着物、足袋、草履、風呂敷等の独特の美しさを一層引き立たせます。

私は歌舞伎や能、文楽や狂言も大好きですので、その中で男性と女性の違いが良く表現されていて、とても面白く感じています。

その中で女性の肩甲骨の位置は日本髪とも関係があります。

若い娘の結髪では衿足に近い(たば)をスッと上にあげ(まげ)を上に作りますが、年齢が増すごとに(たば)も下げて、髷(まげ)も下げめに作り衿足を目立たせないように隠しながら衿足をぬいて着ます。

 

日本髪にあわせて帯も下がった位置で帯結びの帯の型が考えられています。

 

 

着物姿は太ったり猫背では美しく着られません!!

年増になると猫背を防ぐ工夫で着物の衿もぬき、帯型も下げて結び、背中も緊張感を持たせ見返り美人を意識して背中のバランス美人をつくります。

着物を着せる時、若い娘は帯高で年齢が増す毎に下げ気味で帯結びが変化するのがよくお解りになるでしょう。

着付けでは肩甲骨の下に帯の上線、帯の下線は腰骨の位置(仙腸関節のある位置)、胸ひもや腰ひもも同じ考え方で結ぶと着崩れしません。

着物を着ると、ピシッ、シャンとして姿勢がよくなるのがお分かりになりますね。

中国のチャイニーズドレスや韓国のチマチョゴリ、インドのサリー等ウエストを絞り、ナント!後ろ姿の美しさのバランスと同時に猫背直しや腰痛を防ぐ工夫も凝らされているのです!

デコルテや肩甲骨を見せる(魅せる)ドレスにも背中美人をつくる工夫が隠されています。

天使の羽と呼ばれる肩甲骨はその中でも大変重要な魅力ポイントです。

もし鏡で肩甲骨が埋もれていたり、背中が丸まっていたら是非「ひじ回し1分ダイエット」や「関節ほぐしダイエット」エクササイズをトライしてみては如何でしょう?

GAIAではウェディングドレスドレスや着物で美しく歩くためのブライダルコース(歩き方レッスン付)もあります。

何となく背中美人を目指してガンバル気持ちになっていただけたでしょうか?

それでは、次回をお楽しみに…☆